かつて帯広市内で長年親しまれていた「イトーヨーカドー帯広店」の跡地に、新たな商業施設『フレスポ帯広』が誕生します。第1期のオープンは2025年4月24日(木)に決定。すでに複数のテナントが発表されており、今後さらに地域に密着した施設へと生まれ変わる予定です。本記事では、旧ヨーカドー帯広店跡地の変化、出店テナント一覧、開業スケジュール、施設の特徴など、気になる最新情報をわかりやすくまとめました。
イトーヨーカドー帯広店の閉店と跡地の再開発

イトーヨーカドー帯広店は、帯広市稲田町に位置し、長年にわたり市民の暮らしを支えてきた総合スーパーでした。広い売り場面積と便利な立地により、地元の主婦層を中心に、毎日の買い物や週末の家族の外出先としても利用されてきました。
しかし、2021年以降、イトーヨーカドーを運営するセブン&アイ・ホールディングスは全国の不採算店舗を中心に大規模な構造改革に着手。その一環として、帯広店も閉店対象となりました。具体的な閉店日は2022年2月末で、多くの人に惜しまれながらその歴史に幕を閉じました。
跡地に何ができるのか?という点については、地域住民の間でも話題となり、「ショッピングセンターのままがいい」「病院や高齢者施設でもいいのでは」「大手チェーンのドラッグストアが来るのでは」など、さまざまな意見が飛び交っていました。
そんな中、跡地再開発に名乗りを上げたのが大和リース株式会社です。同社は、全国のイトーヨーカドー跡地や空き商業ビルなどを有効活用し、「フレスポ」ブランドで再生する事業を展開しています。北海道では旭川、釧路などに続き、帯広市は11件目となります。
フレスポスズランプラザとは?施設の特徴を紹介
フレスポスズランプラザは、帯広市の稲田エリアに立地する複合商業施設です。「スズランプラザ」という名称は旧イトーヨーカドー時代の愛称を引き継ぎつつ、「フレスポ(Friendly Spot)」というブランドで再構築されています。
敷地面積は66,000㎡超と広大で、延床面積も約42,000㎡。構造は鉄骨鉄筋コンクリート造4階建てで、ショッピングモールとしては中規模以上のサイズ感となっています。
施設の最大の特徴は、「日常生活に必要なすべてがワンストップで揃う」という点です。食品スーパー・100円ショップ・ドラッグストアなどの生活密着型業種から、ファッション、メガネ、携帯電話ショップ、クリニックまで幅広く揃い、老若男女問わず多くの層に対応できる構成です。
さらに、駐車場は平面と立体をあわせて1,450台超を完備。駐輪場も660台分設置されており、車・自転車両方でのアクセスのしやすさも大きな魅力です。
フレスポ帯広はいつオープン?【第1期:2025年4月24日】
「帯広 フレスポ いつオープン?」という疑問は多くの人が検索しているキーワードです。正式な発表によると、第1期オープンは2025年4月24日(木)とされています。これにより、帯広市民にとって新しい買い物の拠点が誕生することになります。
ただし、今回のオープンは“第1期”であり、全テナントが一度に開業するわけではありません。グランドオープンは2025年7月を予定しており、それに向けて飲食店や子育て支援系の店舗などが順次開業していく計画です。
なお、第1期に開業するテナントは24店舗。すでに一部はプレオープン・先行開業しています。グランドオープン時には34店舗以上になると見込まれており、今後の発表にも注目です。
第1期オープンの注目テナント一覧(4月24日〜)
1階・2階あわせて生活に密着した多彩な業種が揃っています。
【1階】
- ダイイチ(食品スーパー):道内展開の人気スーパー。地元に強く、地域密着の商品展開が魅力
- 六花亭(和洋菓子):北海道の代表銘菓として全国的にも有名。観光客にも嬉しい出店
- キャンドゥ:100円ショップ大手。日用品から文具、季節物まで幅広く対応
- 宮文刃物店:職人による包丁や刃物が揃う専門店
- ソフトバンク札内サテライト・auUQサテライト店:携帯キャリアの窓口も充実
- JINS(メガネ):高品質なアイウェアを手頃な価格で提供。開業は4月29日予定
【2階】
- 宮脇書店:書籍・雑誌・文具などを取り扱う全国チェーンの書店
- アンソレイユ・マックハウス:カジュアルファッションブランドが複数出店
- #C-pla:カプセルトイ専門店。若者や子どもに人気
- クイックカットBB:10分カットで話題の低価格理容サービス
- ハート歯科クリニック:小児歯科にも対応。すでに開業済み
このように、「フレスポ 帯広 オープン」の初日には、生活に欠かせない業種がしっかり揃っており、日々の買い物の利便性が大きく向上します。
第2期(グランドオープン)は2025年7月予定!今後の出店情報
グランドオープンは2025年7月を予定しており、現在テナントが募集中の状態です。確認されている出店予定業種は以下の通りです。
- 飲食(ファーストフード)×4枠:大手チェーンの出店が期待される
- 美容・サービス:美容院、ネイル、エステなどの予定あり
- 物販(キッズ用品・雑貨):子育て世代向けの店舗
- キッズスペース:遊び場や親子向けのエリアを設置予定
これにより、「家族で1日過ごせる場所」としての利便性がさらに強化されると見られています。
地元メディアや求人情報をチェックしていくと、詳細なテナント名がわかることもあるので、引き続きウォッチしていくのがオススメです。
地元の声と期待「また賑わいが戻る場所に」
SNS上では「ヨーカドーの跡地がようやく再活用されて嬉しい」「フレスポって釧路や旭川にもあったよね、帯広にも来てくれるのはありがたい」といったポジティブな声が多く見受けられます。
また、帯広市では高齢化とともに“徒歩圏で完結する買い物施設”の重要性が高まっています。今回の「フレスポ 帯広」の誕生は、そうした社会課題にも応える存在となるでしょう。
市内のバス路線との連携や、フレスポ側のイベント施策(抽選会、フードフェスなど)が行われれば、再び“人が集まる場所”として地域の中核的存在になる可能性も高まります。
まとめ|帯広ヨーカドー跡地の再開発で地域に新たな賑わいを
「帯広 ヨーカドー 跡地」が、「フレスポ 帯広」として生まれ変わることで、地域に新たな買い物拠点と暮らしの場が再生されました。4月24日の第1期オープンからスタートし、7月のグランドオープンに向けてさらなる進化を遂げていく予定です。
再開発は単なる商業施設の復活にとどまらず、地域活性化、雇用創出、子育て支援、そして日常生活の質の向上につながる大きな一歩です。
今後も最新情報が入り次第、【追記】としてこの記事を随時更新していきますので、「いつオープン?」「どんな店が入るの?」と思った際は、また当サイトをご覧ください。