JR関内駅北口エリアが、いま大きく生まれ変わろうとしています。
三菱地所が手がける再開発プロジェクトによって、高さ170m・106mの高層ビル2棟が建設され、オフィス機能はもちろん、高級賃貸マンションやナイトクラブも誕生予定です。
今回は、発表された完成予想図をもとに、
再開発エリアの概要、建設されるビルの特徴、高級マンションの魅力、そして街全体の未来予想まで、詳しく解説します。
「関内駅北口ってどう変わるの？」「周辺の暮らしや買い物はどうなる？」
そんな疑問にしっかり答えられるよう、徹底調査しました！
関内駅北口再開発とは？今回発表された内容まとめ
横浜市中区に位置するJR関内駅は、ビジネス街と観光エリアをつなぐ重要な拠点です。
その北口エリアでは、三菱地所を中心に再開発が進められており、今回新たに高層ビル2棟の完成予想図が発表されました。
この再開発の正式名称は、「関内駅前港町地区・北口地区市街地再開発事業」。
約2.2ヘクタールにわたる敷地に、オフィス、商業施設、高級賃貸マンション、ナイトクラブなどを備えた大型複合施設を建設する計画です。
着工は2026年度を予定しており、関内駅周辺の景観と利便性を大きく向上させると期待されています。
かつて賑わった商業施設「セルテ」や「横浜酒販会館ビル」もこの計画に含まれ、跡地利用と街の再生が一体となって進められる点も注目ポイントです。
建設される高層ビル2棟の概要【高さ・用途・スケジュール】
今回発表された高層ビル2棟の概要は、以下のとおりです。
◆ 港町地区ビル（仮称）
- 高さ：約170メートル（地上32階・地下2階建て）
- 主な用途：オフィス＋高級賃貸マンション（外国人駐在員向け 約100戸）
- 特徴：4階に飲食可能なナイトクラブを設置予定
- 着工予定：2026年度
- 完成予定：未発表（目安として着工から約3〜4年後が想定される）
◆ 北口地区ビル（仮称）
- 高さ：約106メートル（地上21階・地下1階建て）
- 主な用途：単身者向け高級賃貸マンション（約170戸）
- 特徴：オフィス機能や店舗を一部併設予定
- 着工予定：2026年度
両ビルとも、デザインは現代的なガラス張りを基調とし、開放感のある広場や緑地スペースの整備も計画されています。
横浜の中心地にふさわしい、国際色豊かな街づくりを目指している点が印象的です。
誕生する高級賃貸マンションの特徴とは？
再開発で建設される2棟の高層ビルのうち、特に注目を集めているのが高級賃貸マンションの存在です。
◆ 港町地区（外国人駐在員向け高級賃貸）
港町地区に建設されるビルの高層階には、外国人駐在員を主なターゲットにした広めの高級賃貸マンションが約100戸設けられます。
想定される間取りは、2LDK～3LDK以上のファミリー対応型で、1戸あたり100㎡以上という広さも期待されています。
共用施設には、フィットネスルーム、ラウンジスペース、コンシェルジュサービスの設置が検討されており、海外生活者が求める快適性を重視した仕様になりそうです。
家賃相場についてはまだ発表されていませんが、月額30万円以上のプレミアムゾーンになる可能性が高いでしょう。
◆ 北口地区（単身者向け高級賃貸）
一方、北口地区に建設されるビルでは、単身者向けの高級賃貸マンションが約170戸用意されます。
間取りは1K～1LDK中心で、ビジネスパーソンや若い単身層をターゲットにしたコンパクトかつハイクオリティな住戸設計が特徴です。
こちらも、ラウンジやカフェスペースなど、共用部の充実が予想されます。
関内駅徒歩数分という利便性の高さを考慮すると、月額15万～25万円程度が相場帯になる可能性があります。
4階にオープンする「飲食可能なナイトクラブ」とは？
今回発表された再開発計画で、ひときわ目を引いたのが、港町地区ビル4階にオープン予定の「飲食可能なナイトクラブ」の存在です。
一般的なオフィスビルや住宅用タワーマンションとは一線を画し、
“ナイトライフ需要”を積極的に取り込む設計が話題となっています。
◆ どんなナイトクラブができるの？
現時点では詳細未発表ですが、
- 飲食を楽しみながら音楽やパフォーマンスが楽しめる
- 外国人駐在員や観光客にも対応できるインターナショナルな雰囲気
- 安全性やサービスクオリティを重視したラグジュアリー路線
が想定されています。
横浜・関内エリアは、もともとジャズバーやラウンジ文化が根付いている地域。
そのため、単なる「夜遊びスポット」ではなく、
大人が安心して楽しめる上質な空間として設計される可能性が高いでしょう。
◆ 近隣住民への影響は？
一方で、ナイトクラブが設置されることで
- 騒音問題
- 深夜の人通り増加による治安リスク
などを懸念する声も一部あります。
これに対して三菱地所は、
防音対策やセキュリティ強化を重視した設計を取り入れるとしています。
また、駅前広場や歩道空間を広く確保し、人流コントロールも図る方針です。
周辺への影響は？商業施設・買い物動線の変化を予想
関内駅北口エリアの再開発により、周辺の商業環境や買い物動線にも大きな変化が生まれそうです。
まず、今回の再開発では、これまで親しまれてきた商業施設「セルテ」や「横浜酒販会館ビル」が解体され、新たな複合ビルへと生まれ変わります。
これにより、日常的な買い物の場が一時的に減少することが懸念されています。
現状、北口エリア周辺にはドラッグストアやコンビニ、小規模スーパーが点在していますが、
大型のショッピング施設は限られているため、再開発期間中は利便性が一時的に低下する可能性があります。
さらに、再開発後のビルにはオフィスや住宅に加えて、
店舗（飲食・物販など）も併設される見込みですが、
「日用品購入向け」のテナントがどれだけ入るかは未発表です。
そのため、買い物ニーズを満たすためには、
- 馬車道・桜木町方面へ足を延ばす
- 伊勢佐木町モールエリアを利用する
といった動線変化も予想されます。
また、駅前広場の拡張整備も計画されており、
徒歩・自転車・バスなどの乗り換え動線がよりスムーズに改善される見込みです。
これにより、駅利用者の流れが整理され、
駅周辺の「混雑しやすい」「歩きづらい」という課題も徐々に解消されることが期待されます。
【地図・写真付き】再開発エリアの場所と広さをチェック！
今回再開発が進められるのは、JR関内駅北口すぐの「港町地区」と「北口地区」です。
それぞれの位置関係と規模感を、地図と一緒に確認しておきましょう。
◆ 港町地区（約1.4ヘクタール）
- 関内駅北口改札から徒歩1〜2分圏内
- 旧「横浜関内ビル」などが立地していたエリア
- 港町通りに面しており、関内ホールや馬車道エリアにもアクセス良好
この港町地区には、高さ約170m・32階建ての超高層複合ビルが建設されます。
オフィス・高級賃貸マンション・ナイトクラブを備えた多機能ビルとなる予定です。
◆ 北口地区（約0.8ヘクタール）
- セルテ、横浜酒販会館ビルの跡地を中心としたエリア
- 関内大通りに面しており、伊勢佐木モール方面へのアクセスも良い立地
こちらには、高さ約106m・21階建ての住宅中心のビルが建設されます。
単身者向け高級賃貸マンションがメインとなり、オフィスや店舗も一部配置される計画です。
エリア全体では約2.2ヘクタールと、
関内駅周辺では最大級規模の再開発となるため、駅前の景色が一変するインパクトが期待されています。
関内駅周辺の将来展望【さらに再開発が続く？】
今回の北口エリア再開発は、単体でも大規模なプロジェクトですが、
実は関内駅周辺ではさらなる再開発計画が連動して進んでいます。
◆ 馬車道・北仲エリアとの連携
すでに、関内駅から徒歩圏内に広がる馬車道・北仲通地区では、
- 横浜市庁舎移転跡地再開発
- 横浜市役所周辺の高層ビル化
- 大規模ホテル・オフィスビル（ザ・タワー横浜北仲など）の整備
が進行中です。
関内駅前の新ビル群とこれらの開発が連携することで、
「横浜市のビジネス・文化・観光のハブ」という役割が一層強化される見込みです。
◆ 伊勢佐木町・吉田町エリアの再活性化も？
さらに、徒歩圏にある伊勢佐木町モールや吉田町エリアでは、
古くから続く商店街文化を守りつつ、新たなカフェやベンチャー企業オフィスなどを呼び込む再生計画も進められています。
これら周辺エリアとの相乗効果により、
関内駅は単なる交通結節点にとどまらず、
「働き、暮らし、遊ぶ」すべてを兼ね備えた都市拠点へと進化していきそうです。
📝 まとめ：関内駅北口の未来はこう変わる！
JR関内駅北口で進められる高層ビル2棟の再開発計画は、
ただ単に新しい建物を建てるだけではありません。
オフィス機能の強化、高級賃貸マンションの整備、ナイトライフ文化の導入など──
「働く」「暮らす」「遊ぶ」すべてを融合した都市空間づくりが目指されています。
港町地区・北口地区合わせて約2.2ヘクタールという広大な敷地に、
現代的な都市機能が集約されることで、関内駅前の景色は劇的に変化するでしょう。
今後、着工は2026年度を予定しており、
完成まではまだ数年を要しますが、
関内エリアの未来を左右する非常に重要なプロジェクトであることは間違いありません。
この記事では、発表された情報をもとに、
- 再開発の概要
- 建設される高層ビルの特徴
- 高級賃貸やナイトクラブの動向
- 周辺エリアへの影響と将来展望
を整理してきました。
これからも最新情報が入り次第、随時更新していきますので、ぜひブックマークしてチェックしてくださいね！
