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近鉄郡山駅前「アスモ跡地」の新施設、事業者が「大和リース」に決定!2028年オープンへ、暮らしはどう変わる?徹底解説

近鉄郡山駅前 アスモの外観 閉店・跡地はどうなる?
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【2025年10月24日】近鉄郡山駅前、新しい未来への第一歩。近鉄郡山駅前の風景が、これから大きく変わろうとしています。長年、地域の暮らしを支えてきた商業施設「アスモ大和郡山」。その跡地に建設される新しい複合施設の事業者が、ついに決定しました。

このプロジェクトは「近鉄郡山駅前店舗等公共駐車場共同開発事業」と名付けられ、その優先交渉権者に選ばれたのは、まちづくりの実績が豊富な「大和リース株式会社」です。

実はこの計画、一時は当初の事業者が撤退するという困難にも直面しました。しかし、大和郡山市は計画を諦めることなく、改めて事業者を公募。そして今回、力強いパートナーが決まったことで、計画は再び確かな軌道に乗りました。

これは単に一つの建物が新しくなるという話ではありません。2032年頃のグランドオープンを目指す、駅全体の壮大な再整備計画の、まさに「第一歩」となる重要なニュースなのです。

この記事では、新しい施設が私たちの暮らしにどんな変化をもたらすのか、誰にでも分かりやすく、そして詳しく解説していきます。

【まず結論から】アスモ跡地、結局どうなるの?30秒でわかるサマリー

近鉄郡山駅前 アスモの外観
近鉄郡山駅前 アスモ跡地に計画 複合施設整備の優先交渉権者 決まる(奈良テレビ放送

忙しい方のために、まず結論からお伝えします。アスモ跡地はこのように生まれ変わります。

  • 何ができるの?毎日のお買い物に便利な「お店」と、車でのアクセスが楽になる「公共駐車場」、そして子育て世代に嬉しい「子育て支援施設」が入る、新しい複合施設が誕生します。
  • 誰が作るの?全国で魅力的なまちづくりを手がけてきた「大和リース株式会社」が事業を担います。
  • いつオープン?新しい施設のオープンは、2028年頃を予定しています。
  • なぜ今なの?この施設は、近鉄郡山駅全体を2032年頃までに大改造する、大きなプロジェクトの最初の鍵となるからです。この施設が完成しないと、次のステップに進めないのです。

【ありがとう、アスモ】地域に愛された歴史と、閉店のスケジュール

新しい未来に目を向ける前に、まずはこれまで私たちの暮らしの中心にあった場所の歴史を振り返っておきましょう。

新しい施設が建設されるのは、奈良県大和郡山市南郡山町529-2の地。この場所は、もともと1980年にオープンした「西友大和郡山店」として、多くの市民に親しまれていました。

その後、西友が閉店し、約半年の期間を経て、2015年11月25日に「アスモ大和郡山」としてリニューアルオープン。核テナントとして奈良県に初出店したスーパー「マツゲン」をはじめ、衣料品店や雑貨店が入り、駅前の賑わいを支えてきました。

この場所の役割は、時代と共に変化してきました。かつての一つの大きなスーパー(西友)から、複数の専門店が集まるショッピングセンター(アスモ)へ。そしてこれからは、公共的な役割も担う複合施設へと、街のニーズに合わせて進化を遂げようとしています。

そんな「アスモ大和郡山」ですが、再開発計画に伴い、2025年10月31日をもって閉店することが正式に発表されています。一つの時代の終わりは少し寂しいですが、これは新しい始まりのための大切な節目です。

【新施設の姿】どんな建物ができる?「駐車場+お店+子育て支援」計画を深掘り

大和リース側から提案のあった施設のイメージ=奈良県大和郡山市提供
大和リース側から提案のあった施設のイメージ=奈良県大和郡山市提供(朝日新聞)

さて、気になる新しい施設の中身について、もっと詳しく見ていきましょう。計画されているのは、大きく分けて3つの機能を持つ「店舗付公共駐車場」です。

公共駐車場:駅前再開発の「鍵」を握る重要施設

この新しい施設が持つ最も重要な役割の一つが、公共駐車場の整備です。なぜなら、駅全体の再開発を進めるためには、現在「三の丸駐車場」がある場所に新しい駅前広場やバスターミナルを作る必要があるからです。

そのためには、まず三の丸駐車場に代わる新しい駐車場を確保しなければなりません。つまり、このアスモ跡地の新施設に駐車場ができることが、駅全体の未来図を実現するための絶対条件、まさに「」となるのです。

店舗エリア:毎日が便利になる商業施設

もちろん、これまで通り、日々の暮らしを支えるお店も入ります。どんなお店が入るかの詳細はこれからですが、駅前という最高の立地で、毎日のお買い物やちょっとした用事を済ませられる便利な場所になることは間違いありません。

子育て支援施設 若い世代を応援する街の拠点

そして、今回の計画で特に注目したいのが、市が所有するスペースに「子育て支援関連施設」が設けられる点です。これは単なる建物の機能追加ではありません。大和郡山市が、駅前という街の中心部を、若い家族にとってもっと魅力的で住みやすい場所にしたい、という強い意志の表れです。これは、未来の街への大切な投資と言えるでしょう。

【誰が作るの?】大和リースってどんな会社?過去の実績から未来の郡山駅前を想像してみよう

今回、事業者に選ばれた「大和リース株式会社」。一体どんな会社なのでしょうか?実は、ただ建物を建てるだけでなく、「賑わいのある場所(プレイス)」を創り出すプロフェッショナル集団なのです。

大和リースは、自治体と民間が協力して事業を行う「PPP(Public-Private Partnership)」という手法の経験が非常に豊富です。その代表的な成功例をいくつか見てみましょう。

  • 静岡県藤枝市「BiVi藤枝」駅前の市の土地に、市立図書館と映画館、商業施設を一体で整備したプロジェクトです。公共施設である図書館が人を集め、その賑わいが商業施設を潤すという好循環を生み出し、中心市街地の活性化に大きく貢献した成功事例として知られています。
  • 東京都国立市「フレスポ国立」市の公民館と商業施設を一体で整備。さらに日帰り温泉施設まで誘致し、地域住民の交流と憩いの拠点となっています。

これらの例からわかるのは、大和リースが「公共施設」と「商業施設」を組み合わせることで、1+1を2以上にする「相乗効果」を生み出すのを得意としていることです。大和郡山市が彼らを選んだのは、単に新しいビルが欲しいのではなく、駅前に持続的な賑わいとコミュニティを創り出す「場所づくりの哲学」を求めたからかもしれません。郡山駅前に、便利さだけでなく、人々が集い、交流する新しい価値が生まれることが期待されます。

【もっと大きな話】これは建物1つの話じゃない!近鉄郡山駅全体の壮大な未来図

アスモ跡地の新施設は、実はもっと大きな物語の序章にすぎません。奈良県、大和郡山市、そして近畿日本鉄道が三位一体となって進める「近鉄郡山駅周辺整備事業」という、壮大な未来図の一部なのです。

この計画の最終的なゴールは、「城下町の風情を活かし、歩いて健康に暮らすことができるまちづくり」の実現です。そのために、以下のような大改造が計画されています。

  1. 新しい駅舎の建設現在の駅から北へ約150m移動した場所に、全く新しい駅舎が建設されます。
  2. 自由通路とデッキの整備線路で分断されている駅の東西をスムーズに行き来できるようになり、歩行者の利便性が格段に向上します。
  3. 新しい駅前広場(東西)とバスターミナルの整備広々として開放的な駅前広場と、バスやタクシーが利用しやすい交通ターミナルが整備され、郡山の玄関口が生まれ変わります。

アスモ跡地のプロジェクトは、この大きなパズルを完成させるための、最初の、そして最も重要なピースなのです。

【いつ完成するの?】気になる全体のスケジュールを徹底整理

「一体いつになったら完成するの?」という疑問にお答えするため、現在わかっている全体のスケジュールを分かりやすく表にまとめました。

予定時期主要な出来事
2025年10月31日アスモ大和郡山が閉店
2028年頃アスモ跡地の新複合施設が開業
2028年~2030年頃新しい近鉄郡山駅舎、自由通路、デッキの建設
2030年頃新駅舎が先行して利用開始
2031年~2032年頃駅前広場、バスロータリーなどの最終整備
2032年頃駅周辺整備事業 全体グランドオープン

このように、約10年をかけた一大プロジェクトになります。まずは2028年の新複合施設オープン、そして2032年のグランドオープンを心待ちにしましょう。

情報源リンク

【まとめ】期待ふくらむ郡山の玄関口へ。新しい日常が、ここから始まる

今回のニュースのポイントをもう一度おさらいします。

  • 近鉄郡山駅前の「アスモ跡地」は、2028年頃に「お店+駐車場+子育て支援」の複合施設として生まれ変わります。
  • 事業を担うのは、全国で賑わいのある場所づくりを手がけてきた「大和リース」です。
  • そして、この施設は2032年に完成する駅全体の再整備計画の、重要な第一歩です。

アスモ大和郡山の閉店は一つの時代の終わりを意味しますが、今回の事業者決定は、それ以上に大きな、希望に満ちた新しい時代の幕明けを告げるものです。これから数年かけて、私たちの街の玄関口は、もっと便利で、もっと快適で、そしてもっとワクワクする場所に変わっていきます。新しい日常が、ここから始まります。今後の進展にも、ぜひ注目していきましょう。

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