キャンピングカーでの自由な「くるま旅」に興味はありませんか？全国に店舗を持つローソンの駐車場が、安心・便利な車中泊スポットに生まれ変わります。日本RV協会とローソン、グローリーが連携し、いよいよ千葉県で実証実験がスタート。24時間トイレや飲食物の購入ができるコンビニで、快適な夜を過ごせる「コンビニRVパーク」の詳細と、予約方法、利用できる店舗情報について詳しく解説します。車中泊の新しいスタイルを、この記事でいち早くチェックしましょう！
ローソン駐車場が「RVパーク」に？新たな車中泊の選択肢
日本RV協会は2025年7月7日、コンビニエンスストア大手「ローソン」、そして貨幣処理機サービスを提供するグローリーと連携し、全国に広がるローソン駐車場の一部をキャンピングカーなどの車中泊施設「RVパーク」として活用する実証実験を開始すると発表しました。この取り組みは、キャンピングカーでの「くるま旅」を楽しむ旅行者にとって、夜間も駐車場が開いており、24時間トイレや飲食物の購入が可能なコンビニエンスストアが、安心で便利な車中泊スポットとなる新たな可能性を提示します。
コンビニRVパークとは？利便性を追求した車中泊の形
連携の背景と目的
近年、国内におけるキャンピングカー保有台数は増加の一途をたどり、それに伴い車中泊施設への需要も高まっています。しかし、アクセスしやすい場所に十分な施設が確保されているとは限りません。このような背景から、日本RV協会は「コンビニエンスストアは、夜間も駐車場が開いていることに加え、24時間トイレが利用でき、いつでも飲食物を購入できる利便性の高さと有人であることが利用者の安心に繋がるという点で、RVパークとしてとても有用である」と考えています。本実証実験は、電車やバスなどの交通機関ではなかなか行きにくい、観光資源が豊かな地方でも、より気軽に「くるま旅」を楽しめることを目指しています。
関与団体
- 日本RV協会（JRVA）: キャンピングカーユーザーの快適な旅をサポートするため、全国各地に「RVパーク」の普及・認定を推進している団体です。
- ローソン: 今回の実証実験において、車中泊の場となる駐車場を提供します。全国に展開する店舗網が、車中泊スポットの利便性を飛躍的に高めることが期待されます。
- グローリー: 貨幣処理機サービスを提供する企業として、決済システムなど、RVパーク運営における利便性向上に貢献します。
いつから、どこで利用できる？実証実験の期間と対象店舗
実証実験期間
「コンビニRVパーク」の実証実験は、2025年7月14日から2026年6月30日までの約1年間にわたって実施されます。
対象店舗（千葉県内のローソン6店舗）
今回の実証実験では、千葉県内のローソン6店舗の駐車場が「コンビニRVパーク」として開放されます。具体的には以下の店舗です。
- コンビニRVパーク一宮東浪見店
- コンビニRVパーク御宿新町店
- コンビニRVパーク天津小湊店
- コンビニRVパーク富浦インター店
- コンビニRVパーク南房総岩井海岸店
- コンビニRVパーク富津湊店
これらの店舗は、南房総や九十九里浜など、千葉県の豊かな観光地へのアクセス拠点としても期待されます。
コンビニRVパークの利用方法と予約について
予約開始日と方法
「コンビニRVパーク」の予約は、2025年7月8日より開始されます。利用を希望するキャンピングカーユーザーは、「RVパーク」の予約専用サイトを通じて予約を受け付けることになります。
利用可能なサービス
コンビニRVパークでは、ローソン店舗の強みを活かしたサービスが利用できます。
- 24時間利用可能なトイレ: 夜間や早朝でも安心して利用できる清潔なトイレが確保されています。
- いつでも飲食物が購入可能: 長距離移動の途中でも、必要な時に食料や飲み物を手軽に調達できます。
- 有人の安心感: 店舗にスタッフがいることで、万が一の際にもサポートが期待でき、利用者の安心感に繋がります。
ローソン車中泊 気になる料金設定
提供された記事には、今回の「コンビニRVパーク」実証実験における具体的な料金設定に関する記述がありませんでした。一般的なRVパークでは、利用料金は施設によって異なり、無料の場所から数千円程度の料金が発生する場所まで様々です。電源の有無やゴミ処理の可否など、提供されるサービス内容によって料金が設定されていることが多いです。
今回のローソンでの実証実験においても、利用料金が発生するのか、あるいは期間限定で無料となるのかなど、料金に関する詳細は今後の発表や、予約専用サイトでの情報公開を待つ必要があります。利用を検討される際は、必ず予約サイトで最新の料金情報をご確認ください。
RVパーク予約専用サイトURL: https://rv-park.jp/
このサイトで、千葉県の対象ローソン店舗の「コンビニRVパーク」の空き状況や料金、詳細なサービス内容が確認できるようになります。
高まるキャンピングカー需要と「RVパーク」の役割
国内キャンピングカー保有台数の推移
日本RV協会（JRVA）の調査によると、国内のキャンピングカー保有台数は2005年の調査開始以来、一貫して増加傾向にあります。2016年には10万台の大台を突破し、2024年には前年より1万台増えて16万5千台となるなど、「キャンピングカーでのくるま旅」や「車中泊」という旅のスタイルが日本社会に深く浸透してきていることが伺えます。
RVパーク施設数の増加
キャンピングカー需要の増加に伴い、車中泊施設「RVパーク」の施設数も著しい伸びを見せています。2021年以降からその数が本格的に伸び始め、2022年以降は年間約100件のRVパークが新設されています。これは、キャンピングカーユーザーが安心して立ち寄り、快適に過ごせる場所へのニーズが高まっていることを示しています。
RVパークとは？（基礎知識）
RVパークは、一般社団法人日本RV協会が推進・認定を行う、キャンピングカーをはじめとした車中泊専用の施設です。快適な「くるま旅」を提供するため、以下のような基準を満たしています。
- ゆったりとした駐車スペース: キャンピングカーのサイズに対応した十分な広さを確保。
- 24時間利用可能なトイレ: 清潔なトイレが整備されています。
- 100V電源の供給: 必要に応じて外部電源を利用できます（一部施設）。
- ゴミ処理: 利用者がゴミを適切に処理できる場所が用意されています（一部施設）。
- 安心・安全: 外部からの侵入を防ぐためのセキュリティ対策が施されている場合があります。
コンビニRVパークは、これらの基準の一部、特に利便性と安全面に焦点を当てた新しい試みと言えるでしょう。
まとめ：コンビニRVパークが描く「くるま旅」の未来
ローソン、日本RV協会、グローリーの連携による「コンビニRVパーク」の実証実験は、キャンピングカーによる「くるま旅」に新たな風を吹き込む画期的な試みです。利便性の高いコンビニエンスストアが車中泊の拠点となることで、より多くの人々が気軽に、そして安心して日本各地の観光地を巡ることができるようになるでしょう。この実証実験の成功は、今後のRVパークのあり方や、地域経済の活性化にも繋がる可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まります。
