歌手の門倉有希(かどくら・ゆき)さんが今月6日に乳がんのため死去したことが分かった。50歳。福島県出身。7日に公式サイトを通じ、ファンへ伝えた。トップ画像は、歌があるから苦境も乗り越えた・・・と語っていた頃の門倉有希さん。
門倉有希さん「死去」ノラが大ヒットした背景を探る新アルバムをリリースしたばかりだった
門倉有希さんは、19年前に自身のブログで乳がんを公表しました。それは彼女の人生に大きな影を落とすことになりましたが、彼女はその困難を乗り越え、闘病生活を送りながらも歌手活動を続けました。彼女の強さと決意は、多くの人々に感動を与え、彼女の音楽への情熱をさらに深めました。
彼女のデビュー30周年を迎えた今年の5月22日、彼女は新しいアルバムを発売しました。これは彼女の音楽キャリアの大きな節目であり、彼女の才能と努力の結晶でした。
門倉さんは1994年に「鴎…カモメ」でデビューし、その才能と情熱で音楽界に新たな風を吹き込みました。彼女の歌声は多くの人々の心を捉え、彼女のキャリアは急速に上昇しました。
96年には、NHK新人歌謡コンテストで「女の漁歌」を歌い、その感動的なパフォーマンスでグランプリを受賞しました。その年には、「第47回NHK紅白歌合戦」に初出場し、その才能を全国に披露しました。
そして、98年にリリースした「ノラ」は、その美しいメロディと感動的な歌詞で多くの人々の心を捉え、現在もカラオケランキングの上位をキープしています。この曲は、彼女の音楽キャリアの中でも特に印象的なヒットとなり、彼女の名を一躍有名にしました。
発表全文は以下の通りです。
弊社所属の歌手、門倉有希が2024年6月6日 午前5時30分、乳癌の為
永眠致しました。
これまで応援してくださったファンの皆様、関係各社の皆様の生前のご厚誼に深謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます。
昭和48年12月1日生まれ 享年50歳
2019年2月に乳癌が発覚し5年4ヶ月間、闘病生活を続けながらステージに立ち続けてきましたが一昨年12月から体調不良でお休みを頂戴し、今年はデビュー30周年、もう一度ステージに立つ為、治療に専念してまいりましたが6月6日に永眠いたしました。
1994年2月23日『鴎…カモメ』でデビューしてから支えて頂いた関係者の皆様 暖かいご声援を頂いたファンの皆様、そしてここまで門倉有希の治療をサポートして頂いた医療従事者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。
30年間、門倉有希を応援、支えて頂いた皆様 本当にありがとうございました。
株式会社門倉有希音楽事務所 代表取締役 金田 大
門倉有希 – ノラ
大ヒット【ノラ】に隠された過去
1994年10月19日に一時芸能界を引退している。当時所属事務所は精神的疲弊を理由とし、また各マスメディアからは男性と失踪したなどの報道がなされた。
しかし本人は、2016年4月15日放映の『爆報! THE フライデー』にて、デビュー前に同じ15歳で共に出場したオーディションで知り合った男に監禁されていたと発表。
男とは高校卒業と同時に上京して同棲をしていたが、その間監禁同様でDVを受け「逃げたら殺す」などと脅されたと主張、脱出後に拒食症を患ったとも。
なお療養中に拾ったネコと出会うことで「ノラ」をカバーするきっかけになったという。
彼女の音楽は、彼女が生きている間だけでなく、これからも多くの人々の心に響き続けるでしょう。彼女の歌声は、彼女の勇気と情熱、そして彼女の生き方そのものを表しています。彼女の音楽は、彼女が遺した最も美しい遺産であり、彼女の精神を永遠に生き続けさせます。
門倉有希さんのご冥福を心からお祈りします。