神奈川県内の旧ダイエー系店舗で、イオンへの業態転換が進んでいます。
横浜市緑区の「イオンフードスタイル鴨居店」は、2026年5月28日に「イオンスタイル鴨居」として開業します。また、海老名市の「ダイエー海老名店」跡地には、2026年6月4日に「イオン海老名駅前店」が開業予定です。
どちらも、単に店名が変わるだけではありません。食品、総菜、薬局、コスメ、日用品など、日常利用を意識した店舗へと売場が組み替えられ、地域の買い物環境にも影響する動きです。
この記事では、ダイエー鴨居・ダイエー海老名の跡地がどう変わるのか、イオンスタイル鴨居とイオン海老名駅前店の違い、そして神奈川の旧ダイエー系店舗の今後についてわかりやすく整理します。
・イオンフードスタイル鴨居店は、2026年5月28日に「イオンスタイル鴨居」として開業します
・ダイエー海老名店跡地には、2026年6月4日に「イオン海老名駅前店」が開業予定です
・どちらも旧ダイエー系店舗からの業態転換で、食品・薬局・日用品など日常利用を重視した店舗になります
・鴨居は地域密着型の駅近スーパー、海老名は駅前商業機能の再編を担う店舗という違いがあります
・旧ダイエー系店舗のイオン化は、神奈川の買い物拠点の変化として注目したい動きです
神奈川の旧ダイエー系店舗でイオンへの業態転換が進む

神奈川県内では、旧ダイエー系店舗をイオンリテールが引き継ぎ、順次新しい店舗として開業する動きが進んでいます。
今回注目されているのは、横浜市緑区の「イオンスタイル鴨居」と、海老名市の「イオン海老名駅前店」です。
イオンリテールの発表によると、イオンスタイル鴨居は2026年5月28日、イオン海老名駅前店は2026年6月4日に開業します。どちらも、旧ダイエー系店舗を活用した業態転換店舗です。
つまり、今回の動きは「閉店して終わり」ではなく、地域の買い物拠点をイオン系店舗として再編する流れと見るのがポイントです。
旧ダイエー系店舗の看板がイオン系に変わる
ダイエーは長年、駅前や住宅地の生活密着型スーパーとして親しまれてきました。しかし近年は、イオングループ内で店舗ブランドや運営体制の見直しが進んでいます。
今回の鴨居・海老名の動きも、その一環といえます。店舗名は変わりますが、地域の買い物需要に応える役割は引き継がれます。
特に食品売場、総菜、薬局、日用品といった日常利用の機能が強化されるため、周辺住民にとっては「以前より便利になるのか」が気になるポイントになります。
イオンスタイル鴨居は何が変わる?
イオンスタイル鴨居は、横浜市緑区鴨居1丁目に開業する新店舗です。
もともとは「イオンフードスタイル鴨居店」として営業していた場所で、2026年5月28日に「イオンスタイル鴨居」として新たに開業します。
店舗はJR鴨居駅に近く、通勤・通学帰りや日常の買い物で利用しやすい立地です。駅近の生活密着型スーパーとして、食品や日用品を中心にした利用が想定されます。
開業日は2026年5月28日
イオンスタイル鴨居の開業日は、2026年5月28日です。
イオンリテールの店舗概要では、所在地は神奈川県横浜市緑区鴨居1-6-1、売場面積は約2,769平方メートル、営業時間は8時から23時までとされています。調剤薬局は9時から19時までの営業予定です。
駐車台数は212台とされており、駅近でありながら車での利用にも対応した店舗といえます。
食品売場は鮮魚・地場野菜・地域食材を強化
イオンスタイル鴨居で注目したいのは、食品売場の強化です。
報道によると、1階の食料品売場では、豊洲市場や神奈川県内の漁港から仕入れた鮮魚を対面形式で販売するほか、横浜市港北区の市川農園で収穫した野菜、横浜市泉区発祥のブランド豚「はまぶた」なども取り扱うとされています。
単に全国共通の商品を並べるだけではなく、地域の食材や地元需要を意識した売場づくりが特徴です。
鴨居周辺は住宅地としての性格も強く、普段使いのスーパーに求められるのは、価格だけではありません。鮮度、近さ、買いやすさ、総菜の充実度なども重要になります。
その意味で、イオンスタイル鴨居は「駅近で日常の買い物を完結しやすい店舗」として期待できます。
薬局・コスメ売場も日常利用を支えるポイント
イオンスタイル鴨居では、薬局やコスメ売場も注目ポイントです。
2階の直営薬局「グラムビューティーク」では、20代女性に人気のアジアンコスメも取りそろえるとされています。
食品スーパーに薬局・コスメ・日用品が加わることで、買い物のついでに生活用品もそろえやすくなります。
特に駅近店舗では、仕事帰りに食料品を買い、薬局で日用品を買い、必要なものをまとめて済ませられる利便性が重要です。
イオン海老名駅前店は何が変わる?
イオン海老名駅前店は、旧ダイエー海老名店跡地に開業する新店舗です。
開業日は2026年6月4日。所在地は神奈川県海老名市中央3-2-5で、JR・小田急・相鉄が乗り入れる海老名駅の南側に位置します。
海老名駅周辺は、大型商業施設や再開発が進むエリアです。そのため、イオン海老名駅前店は単なるスーパーの再開業ではなく、海老名駅前の商業機能を支える店舗としての意味合いもあります。
ダイエー海老名店跡地に2026年6月4日開業予定
イオン海老名駅前店は、旧ダイエー海老名店跡地を活用して開業します。
イオンリテールの店舗概要では、売場面積は約2,868平方メートル、営業時間は8時から23時まで、調剤薬局は9時から20時までの営業予定です。駐車台数は815台とされており、車利用にも対応した店舗です。
駅前立地でありながら駐車場台数が多い点は、海老名らしい特徴といえます。駅利用者だけでなく、周辺地域から車で買い物に来る利用者も想定されます。
食品・総菜・イートイン需要に対応する駅前型店舗へ
イオン海老名駅前店では、食品や総菜、即食商品の強化が注目されます。
報道では、ピッツァ、ベーカリー、スイーツ、冷凍食品、総菜、弁当、手づくりおにぎりなどを拡充し、簡便・時短需要に対応するとされています。
さらに、施設内には約300席のイートインスペースも備えるとされています。
これは、単に食材を買って帰るだけでなく、駅前で食事を済ませる、軽く休憩する、買い物の合間に利用する、といった使い方にも対応する店舗といえます。
海老名駅周辺は商業施設が多い一方で、日常使いしやすい食品売場の存在も重要です。イオン海老名駅前店は、駅前の買い物需要と即食需要を取り込む店舗になりそうです。
イオンスタイル鴨居とイオン海老名駅前店の違いを比較
イオンスタイル鴨居とイオン海老名駅前店は、どちらも旧ダイエー系店舗からの業態転換ですが、立地や役割には違いがあります。
| 項目 | イオンスタイル鴨居 | イオン海老名駅前店 |
|---|---|---|
| 所在地 | 横浜市緑区鴨居1-6-1 | 海老名市中央3-2-5 |
| 開業日 | 2026年5月28日 | 2026年6月4日予定 |
| 旧店舗 | イオンフードスタイル鴨居店 | ダイエー海老名店 |
| 売場面積 | 約2,769平方メートル | 約2,868平方メートル |
| 営業時間 | 8時〜23時 | 8時〜23時 |
| 調剤薬局 | 9時〜19時 | 9時〜20時 |
| 駐車台数 | 212台 | 815台 |
| 特徴 | 地域食材・鮮魚・薬局・コスメを強化 | 総菜・即食・イートイン需要を重視 |
| 店舗の役割 | 鴨居駅近くの生活密着型スーパー | 海老名駅前の商業機能を支える店舗 |
比較すると、鴨居は地域密着型、海老名は駅前型の色合いが強いことがわかります。
鴨居は日々の食料品や日用品を買う近隣住民向けの店舗として、海老名は駅前利用者や広域からの買い物客も意識した店舗として位置づけられそうです。
旧ダイエー系店舗のイオン化で地域の買い物は便利になる?
旧ダイエー系店舗のイオン化によって、地域の買い物環境は便利になる可能性があります。
理由は、食品スーパーとしての機能に加えて、薬局、コスメ、日用品、総菜、即食商品などが強化されるためです。
特に高齢者や子育て世帯、仕事帰りの人にとっては、「近くでまとめて買える」「駅前で買い物を済ませられる」「薬局も一緒に使える」といった利便性が重要になります。
食品・薬局・日用品が一体化するメリット
食品だけでなく、薬局や日用品売場がある店舗は、日常生活の拠点として使いやすくなります。
たとえば、夕食の買い物と一緒に、洗剤、化粧品、医薬品、日用品を購入できれば、複数の店舗を回る必要がありません。
これは、忙しい家庭や車を使わない人にとって大きなメリットです。
また、イオン系店舗になることで、電子マネーWAONやイオンカード、イオンの各種サービスを利用しやすくなる点も、既存のイオン利用者にとっては利便性につながります。
営業時間の長さも日常利用では重要
イオンスタイル鴨居、イオン海老名駅前店ともに、営業時間は8時から23時までとされています。
朝の買い物、仕事帰りの買い物、夜の買い足しに対応しやすい時間帯です。
特に駅近店舗では、夜遅めの時間まで営業していることが、通勤・通学利用者にとって大きな利点になります。
一方で「ダイエーらしさ」が薄れる寂しさもある
一方で、長年ダイエーを利用してきた人にとっては、店名が変わることに寂しさを感じる面もあるでしょう。
ダイエーは、昭和から平成にかけて多くの街で親しまれてきたスーパーです。地域によっては、単なる買い物先ではなく、暮らしの記憶と結びついた店舗でもあります。
そのため、今回の業態転換は便利になる一方で、「昔からあったダイエーがなくなる」という感覚を持つ人も少なくないはずです。
ただし、店舗そのものが完全になくなるのではなく、イオン系店舗として地域の買い物機能が引き継がれる点は、前向きに見たいポイントです。
今回の業態転換は「跡地活用」ではなく「買い物拠点の再編」
ダイエー鴨居やダイエー海老名の変化を考えるとき、「跡地に何ができるのか」という見方だけでは少し足りません。
今回の動きは、単なる跡地活用ではなく、既存の買い物拠点をイオン系店舗として再編する動きです。
鴨居では、駅近の食品スーパーとしての機能を引き継ぎながら、地域食材や薬局、コスメ売場を強化します。
海老名では、旧ダイエー海老名店跡地を活用し、駅前で食品、総菜、即食、イートイン需要に対応する店舗として再出発します。
このように見ると、今回の業態転換は「ダイエーがなくなった」という話だけでなく、街の商業機能が時代に合わせて組み替えられている動きといえます。
今後、神奈川の旧ダイエー系店舗はどうなる?
今後も、神奈川県内の旧ダイエー系店舗では、イオン系ブランドへの転換や売場構成の見直しが進む可能性があります。
もちろん、すべての旧ダイエー系店舗が同じ形でイオンスタイルやイオンへ転換するとは限りません。店舗の立地、規模、建物の状態、周辺の商業環境によって、対応は変わると考えられます。
ただ、今回の鴨居・海老名のように、地域に根づいた店舗を閉じて終わらせるのではなく、食品や薬局、日用品など生活密着型の機能を強めて再開業する流れは、今後も注目されます。
注目したいのは店名だけでなく売場の中身
旧ダイエー系店舗の変化を見るときは、店名だけで判断しないことが大切です。
重要なのは、食品売場がどう変わるのか、総菜や冷凍食品が増えるのか、薬局があるのか、駐車場や営業時間はどうなるのかといった実際の使いやすさです。
特に近年は、共働き世帯や高齢者世帯が増え、スーパーには「安く買う場所」だけでなく、「短時間で必要なものをそろえる場所」としての役割も求められています。
その意味で、イオンスタイル鴨居とイオン海老名駅前店は、旧ダイエー系店舗の次の形を考えるうえで参考になる事例といえます。
Q&A
イオンスタイル鴨居はいつオープンしますか?
イオンスタイル鴨居は、2026年5月28日に開業します。所在地は神奈川県横浜市緑区鴨居1-6-1です。
ダイエー海老名店跡地には何ができますか?
ダイエー海老名店跡地には、「イオン海老名駅前店」が開業予定です。開業日は2026年6月4日とされています。
イオンフードスタイル鴨居店は閉店したのですか?
イオンフードスタイル鴨居店は、旧店舗としての営業を終えた後、「イオンスタイル鴨居」として業態転換します。完全な跡地放置ではなく、イオン系店舗として再開業する形です。
イオンスタイル鴨居とイオン海老名駅前店の違いは何ですか?
イオンスタイル鴨居は、鴨居駅近くの生活密着型スーパーとして、食品、地場野菜、鮮魚、薬局、コスメなどを強化する店舗です。一方、イオン海老名駅前店は、海老名駅前の立地を生かし、総菜、即食、イートイン需要にも対応する店舗です。
旧ダイエー系店舗は今後すべてイオンになるのですか?
すべての旧ダイエー系店舗が同じ形でイオンになるとは限りません。店舗ごとに立地、建物、利用者層、周辺環境が異なるため、業態転換、改装、閉店、建て替えなど対応は分かれる可能性があります。
まとめ|旧ダイエー系店舗のイオン化は神奈川の買い物環境を変える動き
神奈川県内の旧ダイエー系店舗で、イオンへの業態転換が進んでいます。
横浜市緑区のイオンフードスタイル鴨居店は、2026年5月28日に「イオンスタイル鴨居」として開業します。海老名市のダイエー海老名店跡地には、2026年6月4日に「イオン海老名駅前店」が開業予定です。
今回の動きは、単なる店名変更ではありません。食品、総菜、薬局、コスメ、日用品など、日常利用に必要な機能を強化し、地域の買い物拠点を再編する動きです。
鴨居は駅近の生活密着型店舗として、海老名は駅前の商業機能を支える店舗として、それぞれ異なる役割を担うことになります。
長年親しまれてきたダイエーの名前が薄れていくことに寂しさはありますが、地域の買い物機能が引き継がれ、より使いやすい店舗へ変わるのであれば、街にとっては大きな変化です。
今後も神奈川県内の旧ダイエー系店舗がどのように変わっていくのか、店舗名だけでなく、売場の中身や地域の買い物環境の変化にも注目していきたいところです。
参考情報
- イオンスタイル鴨居 公式ページ
- イオン海老名駅前店 公式ページ
- イオンリテール「神奈川県内にスーパーマーケット2店舗を順次オープン」
- 流通ニュース「横浜市緑区 イオンスタイル鴨居 5月28日オープン」
- 流通ニュース「神奈川県海老名市 イオン海老名駅前店 6月4日オープン」



