ロピアは静岡市・浜松市にいつ出店するのか？2026年までの拡大計画と「オセロ戦略」の全貌

【2025年11月29日更新】2023年の沼津、2025年の磐田進出により、ロピアの静岡県攻略はいよいよ「本丸」へ向かっています。

結論から言えば、静岡市・浜松市への本格進出は2025年後半から2026年にかけて行われる可能性が極めて高いです。なぜなら、県の両端（東部・西部）を押さえた今、物流と商圏の観点から中心部を埋める「オセロ戦略」が完成しつつあるからです。

本記事では、最新のアピタ磐田店の事例を分析しつつ、次に狙われる具体的なエリアと、地元スーパー（しずてつ・遠鉄）への影響を業界視点で徹底解説します。

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静岡県内のロピアは現在どこにある？最新の店舗一覧と分布状況

現在は「東部（沼津）」と「西部（磐田）」の2拠点のみで、県中部が完全な空白地帯となっています。

2025年現在の出店状況を地図上で俯瞰すると、ロピアの明確な意図が見えてきます。

2025年6月20日にオープンした「アピタ磐田店」は、単なる新店ではありません。「県西部への橋頭堡（きょうとうほ）」です。

オープン当日の長蛇の列は、浜松商圏の消費者が「ロピア」というブランドをすでに認知し、渇望していたことを証明しました。この成功により、隣接する巨大商圏・浜松市へのドミナント出店への障壁は事実上なくなったと言えます。

関東からの物流（東）と、中京圏への足掛かり（西）を先に固め、競合の多い「県中心部」を挟み撃ちにするためです。

一見飛び地に見える出店ですが、これは「オセロ戦略（外堀埋め）」と呼ばれる合理的な手法です。

このように両端を押さえることで、その間にある「静岡市・浜松市」という巨大マーケットを、東と西の両面から攻略する物流ルートとブランド認知の下地が整いました。次の一手が「中部の空白地帯」であることは明白です。

最短で2025年秋、遅くとも2026年中には進出すると予測されます。狙いは「GMS（総合スーパー）の跡地」または「居抜き」です。

静岡市（約68万人）と浜松市（約78万人）は、県人口の過半数を占める未開拓地です。ここに進出しないという選択肢は経営上あり得ません。では、具体的にどこが狙われるのでしょうか。

静岡市は平地が少なく、大型店の新規建設用地が限られています。そのため、以下のパターンが濃厚です。

車社会である浜松市では、選択肢が広がります。

イオンモール等の「核テナント」入れ替え:
- 集客力が落ちた既存モールの食品スーパー枠に、起爆剤としてロピアが入るケース（アピタ磐田店と同じパターン）。
コストコ・イオンとの直接対決:
- 浜松独自の「コストコ商圏」や「イオン志都呂・市野」の商圏に、あえてぶつけるロードサイド出店も十分に考えられます。