アリマンタシォン・クシュタール（フランス語: Alimentation Couche-Tard、Alimentation＝食品、Couche Tard＝夜ふかし）は、カナダケベック州モントリオール郊外のラヴァルに本社を置き、カナダや米国などでコンビニエンスストア（CVS）「クシュタール」とガソリンスタンド（GS）を展開する会社です。トロント証券取引所に上場しています。
1980年
ケベック州ラヴァルでCVSのクシュタール（Couche-Tard）を開店し、企業買収を重ねて北米有数のCVS網を確立しました。
2022年現在
グループ全体でCVSとGSを合わせて米国で7,100店舗超、カナダで約2,100店舗、その他各国を合わせて北米合計で約9,300店舗、欧州で2,700店舗強、世界各国合計で約14,500店舗を運営しています。2022年米国CVS店舗数ランキングでアリマンタシォン・クシュタールグループは2位です。
アリマンタシォン・クシュタール歴史
「Wiki引用編集」
1980年にケベック州ラヴァルでCVSのクシュタールを開店。
1994年
マックスミルク社からマックスコンビニエンスストアの一部店舗を買収し、デパン エスコンプト クシュタールへ転換。残る店舗も1999年までに全て買収し、2015年から2018年にかけてサークルKへ転換。
2002年
デイリーマートをサラ・リー社から買収。デイリーマートはサラ・リー社の前身コンソリデーテッド・フーズ社がローソンズ・ミルク社を買収して米国のローソンから転換したCVSであった。当社が買収後にサークルKへ転換。この経緯から米国のサークルKはローソンブランド商品を扱う。
2003年
米国のザ・サークルKを買収して同社をサークルKストアーズへ改称し、サークルKを世界展開。
2015年3月
CVSを運営するパントリー社を買収し、運営するCVSカンガルー・エクスプレスをサークルKに転換。
2017年7月
ホリデーステーションストアーズ合同会社を買収し、運営するCVSホリデーステーションストアーズを引き続き米国内で展開。
2020年
利豊社の子会社利亜零售有限公司社（通称:CRA）から、香港とマカオのサークルK（OK便利店）事業を継承。
2021年
カルフールを買収することで合意したがフランス政府が拒否権を行使し、現在は友好的業務提携している。
2022年
超高速配達サービスのフードロケットを、米国のサークルK店舗に導入。
2024年8月19日
同業会社「セブン-イレブン」を展開しているセブン&アイ・ホールディングスに買収提案したことが報道され、アリマンタシォン・クシュタールも同日にセブン&アイに買収提案をしていることを認めた。買収が実現した場合、海外企業による日本企業の買収としては最大級となるが、アメリカにおけるコンビニエンスストアのシェアなどの問題から反トラスト法に基づき、同国競争当局が買収提案に異議を唱える可能性があり、不透明であるとの指摘がある。
