19歳の新星、谷川萌々子が後半アディショナルタイムに見事な決勝ゴールを決め、なでしこジャパンを2-1の勝利へと導いた。その背後には、父親からの貴重な助言「GKは結構前に出ているから狙って行け」であった。
谷川萌々子は小学生時代から才能を発揮しパリ五輪で父の助言で見事な決勝ゴール
「試合に入る前にもお父さんから連絡があってブラジルのGKは結構前に出ているからどんどん狙って行けと伝えてもらったし、そのおかげで、自分自身もその狙いを意識して入ることができて、いいこぼれ球が来たので思い切って振ってチームに貢献できたのが嬉しい」
なでしこジャパンの新星、谷川萌々子は、父親の助言を胸に、劇的な逆転勝利をもたらす決勝弾を放った。彼女の物語は、父親の影響と、彼女自身の才能と努力が組み合わさった結果である。
パリ五輪の女子サッカー競技で、なでしこジャパンはブラジル代表と対戦。試合は後半アディショナルタイムに入り、なでしこジャパンは1点ビハインドの状況だった。しかし、その状況を打開したのは、19歳の谷川萌々子だった。
谷川は試合前、父親から「ブラジルのGKは結構前に出ているからどんどん狙って行け」との助言を受けていた。その助言を胸に、谷川はピッチに立ち、後半アディショナルタイム6分、こぼれ球を見事なシュートでゴールに決め、なでしこジャパンを2-1の逆転勝利に導いた。
谷川は現在、ドイツのバイエルン・ミュンヘンに所属し、2024年シーズンはスウェーデンのFCローゼンゴードへ期限付き移籍している。彼女のキャリアは、2022年のU-17ワールドカップ出場や、昨年12月の親善試合ブラジル戦でのA代表デビューなど、既に多くのハイライトを持っている。
しかし、この勝利は、彼女のキャリアにおける特別な瞬間である。父親の助言と、彼女自身の才能と努力が組み合わさった結果、なでしこジャパンは劇的な逆転勝利を遂げることができた。これからも谷川萌々子の活躍から目が離せない。彼女の物語は、まだまだ始まったばかりだ。
谷川 萌々子は小学生時代から才能を発揮していた。
谷川 萌々子(たにかわ ももこ、2005年5月7日 )は、愛知県出身の女子サッカー選手。FCローゼンゴード所属。サッカー日本女子代表。ポジションはミッドフィールダー。
ユース時代
愛知県出身。小学校時代は名古屋FCレディースから名古屋グランパスのジュニアユースチームであるグランパスみよしでプレーし、愛知県サッカー協会から2017年度年間優秀選手に選ばれて表彰された。
2018年度JFAアカデミー福島女子セレクションに合格し、入校。それと同時に福島県立ふたば未来学園中学校(三島長陵校舎)に進学。
2024年1月11日フラウエン・ブンデスリーガのFCバイエルン・ミュンヘンは、JFAアカデミー福島からの加入を発表した。2024年シーズンはスウェーデン・ダームアルスヴェンスカンのクラブFCローゼンゴードに期限付きで移籍する背番号は10番。
2023年6月、FIFA女子ワールドカップに挑むなでしこジャパンにトレーニングパートナーとして帯同。続く同年9月、第19回アジア競技大会に日本代表として選出、5試合に先発出場し5得点をあげるなど、チームの大会2連覇に貢献した。同年12月に行われるブラジル代表との国際親善試合に、なでしこジャパンに高校生ながら初招集された。
日本代表
2024年6月14日、2024年パリオリンピックに出場するなでしこジャパンメンバーに選出された。7月28日に行われたグループステージ第2戦のブラジル戦で後半35分から途中出場でオリンピックに初出場した。0-1の劣勢の展開で後半のアディショナルタイム突入間際にペナルティエリア内に切り込み、相手選手の手にボールが当たりPKを獲得、主将の熊谷紗希がこれを決め同点に追いついた。さらに後半51分に右サイド中央から相手パスが乱れたところをダイレクトでミドルシュートを放ち、逆転の決勝ゴールを決めた。