山梨県甲府市で建設が進む 「ラ・ムー甲府徳行店(仮称)」。
当初の行政書類では「2025年12月18日オープン」とされていましたが、最近になって
「本当に12月に開くの?」
「求人には“2026年春オープン”と書いてあるけど…?」
といった声が増えています。
結論から言うと、この店舗は 2026年春(3〜5月頃)オープンの可能性が極めて高い です。
この記事では、その根拠や遅れの理由、そして地域への影響まで、初めての方にも分かりやすく整理して解説します。
ラ・ムー甲府徳行店の基本情報

まずは開発計画の概要から。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗名(仮称) | ラ・ムー甲府徳行店 |
| 運営 | 株式会社西源(大黒天物産グループ) |
| 所在地 | 山梨県甲府市徳行4丁目(旧ノルンスロットプラザ跡地) |
| 店舗面積 | 約1,720㎡ |
| 駐車場 | 124台 |
| 営業時間 | 24時間営業予定 |
| 届出上の開店日 | 2025年12月18日 |
| 実質的な開店予測 | 2026年春(3〜5月) |
この場所は、かつてパチンコ店があった広い敷地で、国道20号(甲府バイパス)に近い“商業の一等地”。
ただの新店というより、大黒天物産が山梨県に初めて進出する大型プロジェクトなんですね。
2025年12月オープンが難しい理由
→ 「行政書類の日付」と「実際の開業」は別物
届出上の開業日は「2025年12月18日」ですが、これは
- 行政手続き上の“最短で開ける日”
- 実際より早い日付を記載しておく慣習
といった事情があり、企業側の“本当の予定日”ではありません。
実際、建設の進み具合は2025年8月時点でまだ
- 鉄骨が組み上がったばかり
- 外装・内装はこれから
- 竣工まではあと半年以上の工程
という段階でした。
さらに近年は
- 建設資材の高騰
- 建設・物流の「2024年問題」による工期遅延
- 地方の職人不足
が全国的に深刻で、スケジュールが後ろ倒しになるケースが多発しています。
本当の開業時期は?
求人番号:20020-18649651
株式会社 西源(食品スーパー ラ・ムー)
山梨県甲府市徳行4丁目12番 ラ・ムー甲府徳行店
雇用形態 :パート労働者
給与:時間額(a+b)1,090円~1,090円
就業時間 : (1)8時00分~12時00分 (2)14時00分~18時00分
休日:|年間休日:
採用人数:2人 受理日:2025/11/04|有効期限:2026/01/31【クリーンスタッフ/来春オープン!(ラ・ムー甲府徳行店)|山梨県甲府市】
ハローワークRIC 引用:https://ricareer.jp/hellowork/20020-18649651/で確認済み。
→ 求人情報が“リアルな答え”
企業がもっとも現実的な日程を書かざるを得ないのが 求人情報 。
実際にラ・ムー甲府徳行店の募集を見ると、
「2026年春オープン」
と明記されています。
これはほぼ確定的な情報で、次のようなスケジュール感がもっとも現実的↓
◆ 開店までの見込みタイムライン
- 2025年12月:建物外観は完成に近いが、開業はしない
- 2026年1〜2月:内装・什器搬入、スタッフ研修
- 2026年3〜5月:グランドオープン
つまり、12月オープン説は実務的に不可能で、2026年春が確定的というわけです。
ラ・ムーの特徴とビジネスモデル
大黒天物産が展開する「ラ・ムー」は、いわゆる“激安スーパー”の代表格。でもその安さの仕組みには理由があります。
理由①:製造から販売まで自社で完結(SPA方式)
ラ・ムーは食品の企画・製造・物流まで自社で持つ珍しいスーパーで、
- 牛乳
- パン
- 豆腐・麺類
- 惣菜
などを自社工場から直送しています。
卸を通さないので、価格を極限まで下げられる仕組み。
理由②:店舗のローコスト運営
- ダンボール陳列(箱のまま売場に出す)
- シンプルな内装
- 居抜き・プレハブ工法で出店コスト削減
この「徹底した効率化」が安さの源泉です。
甲府で起きる“価格競争”のインパクト
オギノ、イオン、ドラッグストア、コンビニなど、甲府にはすでに多くの小売店があります。
そこに“破壊的価格”で知られるラ・ムーが参入すると、競争はかなり激しくなる可能性があります。
特に影響が出るのは?
- ドラッグストア(食品強化型)
- コンビニ(24時間営業)
- 惣菜店・弁当専門店
ラ・ムー名物「198円弁当」や「100円たこ焼き(PAKU-PAKU)」は、特に強烈な競争圧力になります。
雇用・賃金への影響
甲府の求人市場にも変化が生まれています。
- パート時給:1,090〜1,250円
- 地域最低賃金(900円台後半〜1,000円前後)より高い
オープニング時給は高めに設定される傾向があり、周辺店舗も“時給の引き上げ”を迫られる可能性が濃厚です。
交通・生活環境への影響は?
国道20号(甲府バイパス)は、もともと交通量が多く渋滞も起こりやすい道路です。
- 駐車場124台
- 出入り口の位置
- 開店直後の混雑
これらの要因から、開業後は一時的に交通量が増える可能性が高いでしょう。
ただ、これは大店立地法で事前に計画が審査されているため、周辺住民への配慮も一定レベルで確保されます。
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➡『ロピアとラ・ムーの違いは?安さの理由・品揃え・戦略まで分かりやすく比較』

まとめ:ラ・ムー甲府徳行店は「2026年春」の開業が濃厚
最後に一番気になるポイントをもう一度。
✔ 結論
ラ・ムー甲府徳行店の開店は、2026年春(3〜5月頃)が最も有力。
- 2025年12月18日は“行政上の最短日”
- 現地の工事進捗・求人スケジュールは2026年春に一致
- 建設業界の遅延要因が複合
少なくとも、2025年内の開業は不可能と言い切って問題ありません。
引き続き、工事の進行や最新の求人動向が分かり次第、随時アップデートしていきます。

