綱島の街の風景が、いま大きな転換点を迎えています。
その中心にあるのは、42年の歴史に幕を閉じた「イトーヨーカドー綱島店」跡地の再開発です。現在、この広大な土地を野村不動産が取得したことが判明しており、地域では「次はプラウドができるのでは?」と注目が集まっています。
本記事では、自由が丘の事例や最新の不動産相場も踏まえながら、「プラウドになる可能性」と、気になる「予想価格」「坪単価」を地元目線で検証します。
東急新横浜線の開業により、都心・副都心へのアクセスが大きく変わった綱島。「まだ解体中の今」だからこそ見えてくる、この街の未来の価値を整理していきます。
イトーヨーカドー綱島店跡地の再開発が始動!次は「プラウド」になる?

長年、綱島西口の「顔」として親しまれてきたイトーヨーカドー綱島店。その広大な跡地が本格的な再開発フェーズに入り、「次は野村不動産の分譲マンション『プラウド』が誕生するのでは」という見方が広がっています。
現時点では正式発表はありません。ただし、土地の取得者や周辺の再開発状況を整理すると、住宅を中心とした再開発になる可能性は高いと考えられます。
筆者自身、幼少期から慣れ親しんだこの場所が解体されていく姿を見るのは寂しさもあります。しかし一方で、この再開発が綱島の利便性や資産価値に大きく影響することは間違いありません。
なぜ「プラウド」と予測できるのか?3つの理由
は本当に誕生する?ヨーカドー跡地の再開発と街の変化を徹底調査!-683x1024.png)
「まだ正式発表されていないのに、なぜプラウドと言えるの?」と感じる方も多いはずです。ここでは、これまでの事例と一次情報から、可能性が高いと考えられる理由を3つに整理します。
土地の取得者が「野村不動産」である
最も大きい根拠は、土地の権利が2024年に野村不動産へ譲渡されている点です。日本都市ファンド投資法人が信託受益権を野村不動産へ売却しました。大手ディベロッパーが駅近の大規模用地を取得した場合、分譲マンションの開発につながるケースが多く見られます。
近隣で「商業施設跡地→マンション化」の事例が増えている
最近は、街のシンボル的な商業施設が閉店し、その跡地がマンションとして再開発される事例が増えています。野村不動産も同様の開発を手がけており、自由が丘ガーデン跡地の動向もその一例です。
綱島周辺での供給実績(プラウド綱島・SSTなど)がある
野村不動産は、綱島周辺で「プラウド綱島」「プラウド綱島SST」などの分譲実績があります。一定のエリア内で供給を重ねることで、ブランドの認知や資産価値を高める戦略が取られることもあります。今回の跡地は、それを象徴する立地と言えます。
綱島駅周辺の再開発はどこまで進んでいる?【東口・新綱島駅前の全体像】
イトーヨーカドー綱島店跡地が注目される理由は、単に「大型スーパーが閉店したから」ではありません。
綱島駅周辺では近年、東急新横浜線(新綱島駅)開業をきっかけに、街全体の再開発が同時進行しているためです。駅前の動きが大きくなればなるほど、駅近の大規模跡地(=ヨーカドー跡地)の価値も相対的に上がっていきます。
綱島エリアの再開発は、大きく分けると次の3つの軸で整理できます。
- ① 新綱島駅(東急新横浜線)周辺の街づくり
- ② 綱島駅東口側の再整備(歩行者動線・商業集積の再編)
- ③ イトーヨーカドー跡地の土地利用転換(大型再開発の可能性)
特に重要なのは、綱島が「単なる住宅地」から、新横浜・武蔵小杉・横浜方面へ直結する交通拠点へ変化しつつある点です。
このようなエリアでは、駅徒歩圏の大規模土地は住宅(分譲マンション)に転換されやすく、さらに野村不動産のような大手デベロッパーが取得した場合は、「プラウド」ブランドでの供給が現実味を帯びてきます。
つまり、ヨーカドー跡地の検証は「跡地だけ」を見るよりも、綱島駅周辺の再開発の流れの中で見る方が、はるかに整合性が取れるということです。
野村不動産が取得した土地は「プラウド」になりやすい?【過去事例で検証】
イトーヨーカドー綱島店跡地について、「野村不動産が土地を取得した」という情報が出たことで、最も注目されているのが『次はプラウドになるのでは?』という点です。
結論から言うと、土地を取得しただけで必ずプラウドになるとは断定できません。
ただし、野村不動産の過去の開発傾向を見ると、次の条件が揃う土地では、プラウド(またはプラウドシティ等)として分譲マンション開発される可能性が高いことが分かります。
- 駅徒歩圏のまとまった土地(特に1,000坪以上)
- 大規模商業施設・工場跡地など、用途転換が可能な土地
- 再開発・交通利便性の向上が見込めるエリア
- 周辺にマンション需要が強い(ファミリー層が多い)
イトーヨーカドー綱島店跡地は、まさにこの条件に当てはまる要素が多く、地域で「プラウド説」が強まっている背景になっています。
また、野村不動産は、単体のマンションだけでなく、
- 低層に商業
- 上層に住宅(分譲)
- 場合によっては公共施設・広場も組み込む
といった「複合開発」を得意とするデベロッパーでもあります。
そのため、ヨーカドー跡地も「単なるマンション建設」ではなく、店舗併設型のプラウドシリーズとして再開発される可能性は十分考えられます。
一方で、注意点もあります。
- 行政協議(都市計画・用途変更)が必要になる場合がある
- 既存商業の需要(スーパー機能の継続要望)が強い可能性がある
- 地権者・周辺住民との調整に時間がかかることがある
つまり現時点では、「プラウドになる可能性は高いが、まだ確定ではない」というのが最も正確な整理です。
次の章では、こうした前提を踏まえ、イトーヨーカドー綱島店跡地がマンションになる場合の予想価格・坪単価を、周辺相場と比較しながら具体的に検証します。
野村不動産は「商業+住宅」の複合開発を得意としている
野村不動産は、駅近の大規模土地を取得した場合、分譲マンション単体ではなく、低層に商業テナントを入れ、上層を住宅にする「複合開発」を選ぶケースが少なくありません。
とくに、もともとスーパーや大型店舗があった土地では、地域の生活利便性を維持するために、店舗機能を残したまま住宅へ転換する計画が採用されやすい傾向があります。
綱島駅周辺の新築マンション供給状況と価格帯【プラウド想定の比較材料】
「イトーヨーカドー綱島店跡地がプラウドになるなら、価格はいくらになるのか?」を考えるうえで重要なのが、綱島周辺で直近に供給された新築マンションの価格帯です。
マンション価格は“土地の値段”だけで決まるわけではなく、
- 駅徒歩(特に徒歩10分以内かどうか)
- 総戸数(大規模ほどブランド化しやすい)
- 周辺の再開発(街の格上げ要素)
- 近隣の新築相場(比較対象)
こうした条件が重なると、同じ綱島エリアでも坪単価に大きな差が出ます。
もしヨーカドー跡地が「店舗+住宅の複合再開発」になった場合、一般的には次のような価格帯が想定されます。
| 想定パターン | 特徴 | 坪単価イメージ |
|---|---|---|
| 住宅メイン(駅近・大規模) | プラウドタワー系の可能性 | 坪単価350〜450万円前後 |
| 店舗複合(低層商業+中高層住宅) | 現実的な本命 | 坪単価330〜420万円前後 |
| 商業メイン(住宅は小規模) | マンション供給が限定的 | 坪単価300〜380万円前後 |
もちろんこれは現時点での「予想」であり、正式な発表が出れば変動します。
ただし重要なのは、綱島はすでに「郊外価格」ではなく、武蔵小杉・日吉・新横浜の影響を受ける価格帯に移行している点です。
そのため、ヨーカドー跡地のような駅近・大規模土地が住宅転換されるなら、綱島エリアの中でも上限に近い坪単価がつく可能性は十分あります。
次の章では、土地取得情報や立地条件を踏まえ、ヨーカドー跡地が「プラウド」になる可能性をさらに具体的に検証していきます。
【徹底比較】気になる予定価格・坪単価を予測
では、もしマンションが建つ場合、価格はどの程度になるのでしょうか。
東急新横浜線「新綱島駅」の開業、そして駅直結の「ドレッセタワー新綱島」の登場によって、綱島の相場は大きく変化しています。
周辺の取引事例を参考にした、坪単価の目安は次の通りです。
| 物件名 | 所在地 | 築年・状況 | 最新の坪単価目安 | 備考 |
| ドレッセタワー新綱島 | 綱島東 | 2023年築 | 約500万〜650万円 | 直近では坪640万円超の成約も |
| プラウド綱島SST | 綱島東 | 2018年築 | 約350万〜480万円 | 根強い人気を誇るSST街区 |
| プラウド綱島 | 綱島本通 | 2017年築 | 約330万〜450万円 | 落ち着いた住環境の既存物件 |
| (仮称)ヨーカドー綱島跡地 | 綱島西 | 新築予測 | 約520万〜620万円 | 跡地の希少性を加味 |
予測としては、平均坪単価550万円前後、3LDK(70㎡)で1億1,000万円〜1億3,000万円クラスが中心になる可能性があります。
「綱島で1億円台?」と驚かれるかもしれません。しかし、現在の「ドレッセタワー新綱島」の取引事例を見ると、この水準は現実離れした数字とは言い切れません。西口で利便性が高い「ヨーカドー跡地」という希少性を踏まえると、強気な価格設定になる可能性もあります。
今後のスケジュールは?解体完了と販売時期を検証

現在進行中の解体工事から、今後の動きを整理してみましょう。
現場に掲示されている計画によれば、建物の解体完了予定は2027年3月末とされています。大規模建築物のため、更地になるまでに時間がかかる見込みです。
- 2024年〜2027年初頭:既存建物の解体工事
- 2027年春以降:マンション本体の着工(予測)
- 2027年後半以降:公式HP公開・事前案内会開始(予測)
また、再開発の形として注目されるのが、低層部に商業施設が入る可能性です。野村不動産は自社で商業施設「ソコラ(SOCOLA)」なども展開しており、店舗複合型の開発が採用される可能性も考えられます。
まとめ|イトーヨーカドー綱島店跡地は綱島最大級の再開発になる可能性
イトーヨーカドー綱島店跡地は、野村不動産が取得していることから、今後マンションを中心とした再開発になる可能性があります。
現時点では正式な事業発表はありません。ただし、新綱島駅の開業や周辺マンションの価格動向を見ると、この再開発が綱島の利便性・資産価値に与える影響は大きいと考えられます。
今後も公式情報が出次第、随時追記していきます。
綱島エリアの住みやすさと再評価ポイント

アクセスの利便性|東横線・新綱島駅など
綱島は、東急東横線の急行停車駅という高アクセスエリア。渋谷・自由が丘・横浜方面へのアクセスが良く、通勤・通学にも便利な立地です。
さらに2023年には東急新横浜線「新綱島駅」が開業し、新横浜や相鉄線との接続も実現しました。これにより「東急+相鉄+新幹線+JR」のハブ拠点へと進化し、アクセス面の評価が大きく変化しています。
二駅・二路線利用可能でありながら、どちらの駅も徒歩圏内に収まる点は、分譲住宅にとって大きな魅力です。
買い物・教育環境|子育て層にも人気
綱島は昔から商店街文化が根付く街で、駅前には多数の商業施設・スーパー・飲食店が並びます。
- 東急ストア・オーケー・まいばすけっとなど複数スーパー
- 綱島モール商店街の個人商店や飲食店
- トレッサ横浜(車10分圏)など大型施設も充実
教育面でも公立小中学校が徒歩圏に揃っており、子育て世帯の転入も多いエリアです。



