綱島に再び注目が集まっています。
その理由は、かつての大型店舗「イトーヨーカドー綱島店」跡地で進む再開発。現在、野村不動産が土地を取得しており、「プラウド綱島(仮称)」とも噂される分譲マンション建設の可能性が高まっています。
本記事では、この再開発の背景や今後の展望、そして綱島という街の住みやすさ・資産価値について徹底的に解説。
「まだ建設されていない段階」だからこそ、今のうちに注目しておくべき理由があります。
イトーヨーカドー綱島店跡地で進む再開発とは?
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店舗閉店〜土地売却までの経緯
かつて地元住民に長年親しまれてきたイトーヨーカドー綱島店は、2021年2月をもって閉店。その後しばらく跡地は更地状態が続き、地元では「次は何ができるのか?」という声があがっていました。
2023年末には、野村不動産が土地を取得したことが登記情報などで明らかとなり、一気に再開発の機運が高まりました。
この動きは、ただの跡地利用ではなく「綱島という街の未来を形づくる再開発」として、大きな注目を集めています。
野村不動産が取得した背景と狙い
野村不動産といえば、「プラウド」シリーズを中心とした高品質マンションの開発で知られています。
その野村がこの土地を取得した背景には、いくつかの戦略的な理由が考えられます。
まず、綱島駅周辺は東横線×再開発エリアとして地価が安定し、将来的な資産価値の上昇が見込まれる点が魅力です。
また、東急新横浜線・新綱島駅の開業によって、交通利便性がさらに強化されたことも大きな要因といえるでしょう。
「駅徒歩5分」「再開発可能な大型用地」「閑静な住宅地と商業エリアのバランス」──
これらはすべて、野村不動産が得意とする“街づくり型マンション”の条件に合致しています。
「木造商業施設+分譲住宅」構想の可能性
現地では、「木造モール型商業施設を併設する再開発構想がある」と報道されたこともあり、単なるマンション建設ではなく、“住む+買う”を両立する複合型開発の可能性が濃厚です。
この構想は、駅前の景観や街並みとの調和を重視する綱島らしいアプローチ。
木材を使ったあたたかみのある商業施設と、高品質な分譲住宅の組み合わせは、子育て世帯からシニア層まで幅広い層に訴求する街づくりとなるでしょう。
プラウド綱島(仮称)はどんなマンションになる?
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プラウドシリーズの開発傾向から予測
「プラウド綱島(仮称)」が実現した場合、どのようなマンションになるのでしょうか?
ヒントは、野村不動産がこれまで手がけてきた「プラウド」シリーズの特徴にあります。
プラウドブランドの多くは、
- 駅近立地(徒歩5分以内)
- 敷地内に緑地や広場などの“ゆとり設計”
- 高品質な内装・共用部(ラウンジ・キッズルームなど)
- 子育て・共働き世帯を意識した間取り(3LDK中心)
といった傾向があります。特に近年は、地域と調和する“街づくり型”の分譲マンションが増えており、
プラウドシティ阿佐ヶ谷・プラウドシティ石神井公園などの大型案件も成功を収めています。
綱島という「成熟した住宅地」での再開発であれば、同様のブランド戦略が踏襲される可能性が高いと見て良いでしょう。
タワー型か?低層型か?想定される規模
綱島の街並みや土地の広さを踏まえると、中高層マンション(10~15階程度)+商業低層棟の複合スタイルが想定されます。
「綱島駅前」という立地ではあるものの、すぐ隣に低層の住宅街が広がっているため、
20階を超えるようなタワーマンションではなく、“地上10~14階前後のボリューム型マンション”になる可能性が濃厚です。
階数は抑えつつも、敷地面積を活かして全戸数200〜300戸規模のファミリー向け大型物件になるかもしれません。
周辺との景観調和や木造商業ゾーンとの連携
すでに報道で言及された「木造モール」の存在は、景観やまちづくりに対する強いこだわりの現れです。
例えば、
- 商業エリアは木造・平屋でゆるやかに街とつながる
- 分譲棟は奥まった場所に配置し、プライバシーと落ち着きを確保
- 緑道や小広場を活かした歩行者空間を整備
といった設計が予想されます。
プラウドシリーズは「単なるマンション」ではなく「街の新しい顔」をつくることを目的としているため、
この綱島計画でも、街に開かれた設計が期待されます。
綱島エリアの住みやすさと再評価ポイント

アクセスの利便性|東横線・新綱島駅など
綱島は、東急東横線の急行停車駅という高アクセスエリア。渋谷・自由が丘・横浜方面へのアクセスが非常に良く、通勤・通学にも便利な立地です。
さらに2023年には東急新横浜線「新綱島駅」が開業し、新横浜や相鉄線との接続も実現。
これにより「東急+相鉄+新幹線+JR」のハブ拠点へと進化し、かつての“ローカル駅”のイメージは一変しました。
二駅・二路線利用可能でありながら、どちらの駅も徒歩圏内に収まる点は、分譲住宅にとって大きな魅力です。
買い物・教育環境|子育て層にも人気
綱島は昔から「商店街文化が根付く街」として地元住民に親しまれており、駅前には多数の商業施設・スーパー・飲食店が並びます。
- 東急ストア・オーケー・まいばすけっとなどの複数スーパー
- 綱島モール商店街の個人商店や飲食店
- トレッサ横浜(車10分圏)など大型施設も充実
また、教育面でも公立小中学校が徒歩圏に揃っており、待機児童対策が進んでいることから子育て世帯の転入も多いエリアです。
加えて近隣には「港北区の自然保育園」や「認可保育園」も点在し、子育て環境はバランスが取れています。
駅前再整備・周辺の再開発状況
現在の綱島エリアは、駅前の再整備と再開発が同時進行しているタイミングにあります。
- 新綱島駅の開業とともに新バスターミナルが整備
- 駅前ロータリーや歩行者動線の改善
- 古い商店や建物の建て替えが進行中
イトーヨーカドー跡地だけでなく、街全体が段階的に「アップデート」されつつあるのが最大のポイント。
このような環境変化は、今後数年間にわたり地価・注目度の上昇に繋がっていくと考えられます。
分譲マンションの資産価値と将来性は?

地価動向と再開発プレミアム
綱島エリアの地価は、ここ数年着実に上昇傾向にあります。
特に、2023年の新綱島駅開業を境に、駅徒歩圏の住宅地価格が前年比110〜115%前後で推移しており、再開発エリアとしての注目度が反映されています。
再開発の進むエリアでは、「周辺環境が向上する」「街のイメージが刷新される」ことから、“プレミアム価格”が乗る傾向にあります。
実際に、プラウドシリーズが展開されるエリアでは、
他の一般的なマンションより 5〜10%高い価格帯でも即完売する例が多く見られます。
綱島は「人気エリア × 駅近 × 再開発」というトリプル条件を満たしており、資産性の高さは十分期待できます。
近年の周辺マンション価格推移
では、実際の数字を見てみましょう。
綱島駅周辺で2020年〜2025年に販売された分譲マンションの平均価格帯は以下のとおりです(※SUUMO等を元に編集部調べ):
年度 | 平均価格(70㎡換算) |
---|---|
2020年 | 約5,500万円 |
2022年 | 約6,100万円 |
2024年 | 約6,700万円 |
2025年(予測) | 約7,000万円超えも |
新綱島駅徒歩圏の物件にいたっては坪単価350万円前後も視野に入っており、
プラウド綱島(仮称)もこのゾーンに近い価格帯が予想されます。
ポイントは、購入後の値崩れリスクが低いこと。
買ってすぐに損をする可能性は低く、「自宅兼・資産」としての価値を保ちやすいのが魅力です。
「駅近×再開発」エリアとしての評価
不動産投資や将来的な住み替えを視野に入れるなら、“出口戦略”のしやすさがカギになります。
- 駅近(徒歩5分以内)
- 商業施設や行政サービスが充実
- 将来も継続して注目される再開発エリア
このような条件を兼ね備える綱島は、首都圏の中でも売却しやすく、価格が下がりにくい“強い住宅地”と評価されています。
つまり、プラウド綱島(仮称)に注目する理由は、
「今、綱島に住みたい」だけでなく、「将来も安心して持ち続けられる」物件だからです。
イトーヨーカドー綱島店跡地の解体工事計画

2024年に入ってからは現地周囲に仮囲いが設置され、解体準備が本格化しました。
- 解体開始時期: 2025年〜2026年の間に着工予定(詳細未定)
- 解体完了予定: 2027年3月末
- 施行業者: 西武建設株式会社
- 工事時間: 平日午前8時〜午後6時30分(日曜は休工)
現地の様子を確認すると、重機の出入りや資材搬入の動きも見られ、いよいよ本格的な解体工事のフェーズに突入していると考えられます。
2025年以降のスケジュール予想
現段階では公式な着工日・完成予定は発表されていませんが、
野村不動産の他エリアにおける再開発プロジェクトから見ると、下記のような流れが予想されます:
年度 | 想定スケジュール |
---|---|
2025年〜2026年の間に着工予定(詳細未定) | 解体工事本格開始 |
2026年 | 新築工事着工(杭打ち・基礎・躯体) |
2027年 | 解体工事完了 |
特に、2026年前半には公式な物件名称(プラウド綱島?)や販売概要が発表される可能性が高いため、
早めに現地周辺の情報をウォッチしておくことが、狙っている人には大きなアドバンテージになります。
現地の様子(2025年夏時点)
現地を確認した最新情報(2025年6月)によると、
- 周囲の歩道には「解体工事のお知らせ」掲示
- 重機搬入のための交通規制区画が一部設置
- 現地撮影を試みる通行人や不動産関係者も多数
といった動きが見られます。
また、「プラウド綱島(仮称)」という表記こそ未確認ですが、「大手デベロッパーによるマンション開発予定地」という表記は地元看板で確認されつつあります。
購入検討のタイミングと注目ポイント
販売開始はいつ?情報解禁の流れを予測
「プラウド綱島(仮称)」が正式に販売開始されるまでには、以下の流れが予想されます:
- 物件名称・イメージパースの公開(2027年初頭〜中盤)
- 資料請求受付開始(仮登録)
- モデルルーム公開・優先案内会スタート(2027年秋頃?)
- 第1期販売開始(2027年初旬?)
野村不動産は例年、春〜夏に物件情報を解禁し、秋〜冬にモデルルームを稼働させるパターンが多いです。
そのため、2026年のGW明け〜夏頃までに公式サイトが立ち上がるかどうかが、要注目です。
検討者が今からできる3つの準備
「いつか検討しよう」では遅いかもしれません。
綱島のような人気エリアでの分譲マンションは“事前準備”が購入成功のカギです。
今からできる準備はこちら:
✅ SUUMO・野村不動産の公式サイトで「お気に入りエリア」登録
→ 情報解禁時にメール通知されるように
✅ 住宅ローン事前審査を進めておく
→ モデルルーム内の優先案内は“買える人”が対象です
✅ 現地・周辺を事前に歩いてみる
→ 通勤動線や生活圏を肌で感じることが重要です
「これは注目!」綱島ならではの選定ポイント
綱島エリアでマンションを選ぶ際に注目すべきポイントは以下の通り:
- 綱島駅 or 新綱島駅 どちらに近いか?
- イトーヨーカドー跡地に面しているか?(眺望・開放感)
- 日当たり・騒音・駅距離のバランス
- 学区・保育園との位置関係
また、将来的に木造商業施設や公共スペースがどう整備されるかも注視すべきです。
「目の前に何ができるか?」は資産価値にも直結します。
まとめ|“買い”かどうか、綱島マンションを総合評価!
綱島のイトーヨーカドー跡地に誕生する可能性が高い「プラウド綱島(仮称)」は、
以下の点から分譲マンションとして非常に高い注目度と将来性を持つ物件といえるでしょう。
✅ 注目ポイントまとめ
- 再開発エリアど真ん中で、街の価値が今後さらに向上
- 東横線×新横浜線の2駅利用可で交通利便性が抜群
- 教育・買い物・子育て環境がバランスよく整備
- 野村不動産のブランド力&資産性の高さ
- 解体が進行中で、2026〜27年の販売開始が濃厚
こんな人におすすめ
- 「駅近&再開発エリア」で資産価値を求める方
- 綱島・港北区エリアで子育てしやすい環境を探しているご家族
- 都心通勤と週末の暮らしをどちらも重視する共働き世帯
- 賃貸派だったが、そろそろ“買う”選択肢を検討したい方
再開発のタイミングで“街が変わる”という瞬間に乗ることは、
不動産購入において最大のチャンスです。
今後、「プラウド綱島(仮称)」の正式発表があるかどうかを含めて、
当サイト「街の変化ナビ NEXT」でも継続的に最新情報を追っていきます。
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